おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

週1回投与のGLP-1受容体作動薬Ozempic®(セマグルチド)がFDAで承認されました

 FDA(米国食品医薬品局)は、2017年12月5日に週1回投与のGLP-1受容体作動薬Ozempic®(セマグルチド)を成人2型糖尿病の治療薬として承認しました。セマグルチドは、大規模臨床試験SUSTAIN-6にて心血管リスクを低減する可能性が示されるとともに、腎症の新規発生および悪化を抑制することも示された薬剤です(DONATS 2016/10/21に掲載)。
 GLP-1受容体作動薬としては、リラグルチド(LEADER試験、DONATS 2016/6/27に掲載)に続いて2番目に心血管イベントの抑制を示した薬剤です。また、セマグルチドはSUSTAIN-6試験において、
0.5mg: -3.6kg、 セマグルチド1.0mg: -4.9kgと著明な体重減少も示しており、その効果とエビデンスの面から期待されています。

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