おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

持効型インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合製剤である「ソリクア配合注ソロスター」(インスリングラルギン/リキシセナチド)が薬価収載されました

 「インスリン療法が適応となる2型糖尿病」を適応症とする、持効型インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤の「ソリクア配合注ソロスター」(インスリングラルギン/リキシセナチド)が、2020年3月25日にわが国で製造販売承認を取得しましたが、5月20日に薬価基準収載されました。

 ソリクア®は、持効型インスリンの「ランタス®注」(インスリングラルギン)とGLP-1受容体作動薬の「リキスミア®」(リキシセナチド)が配合された1日1回投与の注射製剤で、本邦では、日本人の2型糖尿病の病態や、基礎インスリン製剤と GLP-1 受容体作動薬の治療実態を考慮して、日本独自の配合比である1単位:1μgとして開発されました。

 ソリクア®配合注の1ドーズにはインスリングラルギン:1単位とリキシセナチド:1μgが含まれており、1日の投与量として20ドーズを超えないこととされております。

 薬価は1キットあたり6,479円であり、本薬剤は新医薬品に係る投与期間制限(14日分を限度とする)の対象外となっています。

参考資料:中央社会保険医療協議会総会(第458回)資料 総-2-1
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000629573.pdf

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