おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議)

フォシーガ(ダパグリフロジン)が慢性腎臓病の治療薬として国内承認を取得しました

選択的SGLT2阻害薬であるフォシーガ(ダパグリフロジン)の腎保護作用を検証する試験(DAPA-CKD試験)が行われましたが、良好な結果のため早期終了となり、慢性腎臓病患者を対象とした腎アウトカム試験で主要評価項目を達成したことが、2020年に報告されました。(DONATS 2020/4/10およびDONATS 2020/9/8掲載)

この試験結果を踏まえ、「フォシーガ®5mg、10mg」は、2型糖尿病合併の有無に関わらず、慢性腎臓病(ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く)の効能または効果の追加承認を取得しました。

DAPA-CKD試験は、プラセボを対照としたフォシーガ10mgの腎保護作用を検証したものであり、フォシーガ5mgの有効性は確認されていない旨が添付文書にも記載されています。また、慢性腎臓病に対しては、通常成人にはダパグリフロジンとして10mgを1日1回経口投与すると記載されています。実際に使用される際には、添付文書をご参照ください。

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